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中と外

posted on 1:08 PM, January 31, 2013
このブログを書きながらたまに思う。自分が思ったり考えたりしている事を表現したい!と文章やデザインとして表現してみる。ところができあがったものはどうも思ったものと違う。
このブログを書きながらたまに思う。自分が思ったり考えたりしている事を表現したい!と文章やデザインとして表現してみる。ところができあがったものはどうも思ったものと違う。ああダメだと書き直したり、載せるのを止めてしまったブログやデザインは山ほどある。頭の中のイメージと頭の外に実際出てきたものは全然噛みあわないのだ。歯がゆい。頭の中と頭の外、現実とのギャップ。

今フランス語を勉強している。繰り返し聞いたり読んだりすることで頭の中では流暢なフランス語がスラスラと出て来て(あら、すごい私なかなかやるじゃない)なんて思ったりする。ところが一言私自身の口から出そうとすると、しどろもどろ、ぎこちなく、発音はメチャクチャ。いくら勉強しても実際に話す練習を重ねなければ流暢なフランス語には全然近づけない。口の筋肉が動かないのだ。頭の中は外の身体の先をいく。今イメージしている流暢にフランス語を話す私に実際なるためには、膨大な時間と地道な練習が必要だろう。

ところがたまに頭の中が外と錯覚してしまうことがある。そんな時人は傲慢になるんだと思う。実はこんなにできるのに、やっていないだけだ。こんなに素晴らしいのに機会がないだけだ。でも人の評価基準は頭の中ではなく外にある。いくら高尚な哲学を持っていても、デザイン界を圧倒するようなアイデアを持っていても、それを外に表現する手段を持っていなければ評価はされない。自分で思っている程外では自分は大きくない。別に評価されなくてもいい、という考え方もあるだろう。けれど少なくとも私は他人によって評価されて初めて喜べるし自信が持てる。

デザインも素晴らしいデザインのウェブサイトを見ては気分はそこに混ざってる自分である。私のデザインだって悪くないでしょ。ところが現実は、技術が足りない。知識も足りない。作ろうと思っても作れないギャップがドーンと横たわる。謙虚は謙虚ではなく、事実であることが多い。それに気づくとたいてい凹むが、その頭の中と外のギャップを埋めたいと思うがために、地道に努力していけるとも言える。

…しまった話がまとまらない。やはり私の文章力はまだまだ未熟だ。