Blog

ブログ > 伝えること

伝えること

posted on 6:05 PM, April 8, 2013
デザイナーについて色々述べましたが。もちろん私の意見が全部正しいとは言えない。上には上が山ほどいます。どうか私の独り言のもっと遥か上を見てくださいませ。そしてもし私のブログを読んで「おまえが言うな」と 思った方がおられたら、ごめんなさい。若輩者が失礼しました。

人は尊敬する人や、理想とする人のアドバイスには不思議と従うものです。私は今合気道をやっていて、2年かけてようやく4級というスローペースながらも、明るく優しい先生を筆頭に、先輩方のキリリとした身のこなしに惚れ惚れしながら(いつかこうなれたら…)という思いの元続けています。彼らのアドバイスは素直にうなずき、嬉しく、ありがたいとさえ思う。

ところがこの間私と同じくらいの経験の方とペアになった時。相手が私の動きに対して「もっとこうした方が良い」「ほら、見て見なさい、こう動かすんだ」といちいち矯正する。正直とても不愉快だった。内心は「あなたに言われたくない、ほっといてくれ」である。もちろん経験数に関係なくお互い教えあう事はある。でもその場合はどちらかから「ここどうするんでしたっけ?」と訪ねるか、目で訴える。ところがこの時の相手は、私が無言で集中しているのおかまいなしにどんどん話してくる。イライラしてつい「私は先生の言葉を思い出して努力してるところなので!」とピシャリと言ってしまった。。

(こうありたい)と思えない相手からの一方的な意見やアドバイスは、従うどころか反発を招く。意見する時は気をつけてまず自分に問おう。私は言う資格があるのか、その言葉を伝えるだけのものを実際にやってきているのか。身につけているのか。この嬉しいか反発するかの分かれ道は、何を知っているかではなく、何をやってきたかだと思う。知識は経験が伴って初めて重みがでる。